サワードウスターターがなかなかうまく作れず膨らまない理由はいろいろあります。
水道水をそのまま使っていませんか?
スターターは小麦粉や空気上にある菌が発酵して作られるため、使用する水にとても影響を受けます。
一般の水道水に塩素が含まれている場合はそのままで使うことはできません。
ペットポトルについているフィルターを通した水道水や、蛇口に備え付けのフィルターを通した水道水はそのままで使ってOKです。
この記事は、スターターを作る時の「水」について詳しく説明します。
使える水の種類と使えない水とは?
水によって何度もスターター作りを失敗してきました。
材料が少ない分どんな水を使うかはとても大事な要素となります。
使える水とは?
天然水のペットポトルの水
フィルター処理した水道水
きれいな湧き水 (もちろん飲めるお水)
井戸水
使えない水とは?
塩素化された水道水
蒸留水
RO水(逆浸透膜でろ過して水分子以外のほとんどの不純物を除去した水、純水やヒュアウォーターと呼ばれペットボトルで販売されている)
硬水 (ヨーロッパは硬水が多い、日本は軟水)
ソーダー水
ペットボトルの水を使うときは、天然水なのかろ過されたRO水なのかチェックが必要です。
スターターに使う水が大事な理由とは?
サワードウスタータは小麦粉と水だけで作ります。
酵母菌はどこからできるのかというと、大部分は小麦粉からです。
その他は空気中や私たちの手の中にもある酵母菌から作られます。
それら酵母菌を栽培するという事がスターターを育てるということ。
酵母菌は、サワードウスターターの小麦粉と水を消化して二酸化炭素を作るする微生物です。
サワードウスターターを膨らませるのはこの二酸化炭素です。
なので、細菌などを無くした不純物などがすべてろ過された水では酵母菌も育ちません。
健康的な水には、スターターが育つ重要なミネラルが含まれているので、そのミネラルがスターター作りを助けます。
水の温度は?
スターターが育ちやすい温度は24度から28度くらいといわれています。
寒い季節にスターターを育てる場合は、酵母の活動を活発にする為に水を室温くらいに少し温めてフィードしてください。
もし、冷蔵庫で保管していたスターターにフィードする時も、水を少し温めてあげると酵母が早く活発になります。
水道水を使う方法とは?
フィルターを使わず、塩素を取り除いて水道水を使う方法があります。
その方法とは?
- 水道水を一度沸騰させて、自然に冷まし使う
- グラスに入れて一晩おいておく
すぐに準備はできませんが、前日から計画して用意しておくこともできます。
まとめ
このように、水道水をフィルターを通すことによってすぐに使うこともできます。
事前に準備ができるのであれば、前日に水道水を準備しておいたり沸騰させて使うこともできます。
住んでいる地域や国によっては塩素だけではなく細菌などをすべて処理している水道水では、なかなかスターターが育たない事もあるかもしれません。
その時は、天然水のペットボトルで挑戦してみてください。
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