スターター作りをしている人が一度は直面する失敗や疑問に、水っぽくなって次第に表面に水が溜まってきて分離する事があります。
いろんな理由が重なって水っぽくなりますが、ちょっとしたことを気を付ける事で元気なスターターへ変身させることができます。
この記事では、その原因と対処法を解説します。
分離したり水っぽくなる5つの理由
- スターターと水、小麦粉の割合が違っている
- 計量が正しくない
- スターターを保管するキッチンの気温が高すぎる
- 使っている小麦粉の種類が水分を吸収しやすいタイプで、同じ水分量でも水っぽくなってしまっている
- フィードする回数が少ない
スターターと水、小麦粉の割合が違っている
スターターの作り始めは水50gと小麦粉50gの1:1ですが、3日目くらいからスターターを一部捨てて、新しく水と小麦粉を加えるフィードの割合です。
1:1:1 = スターター:水:小麦粉
もし、かなり水っぽいスターターになった場合は、フィードの時には割合を変えてみましょう。
1:1:2 = スターター:水:小麦粉
もし水っぽくなった時は、小麦粉を多めにして固めのスターターにフィードします。
丁度良いスターターの固さとは?
温かいピーナッツバターの様ななめらかな固さがおすすめ。
計量が正しくない
正確なグラム数で測定が必要です。
グラム数が違っているとバランスが崩れてうまく発酵してくれません。
計量はグラムで測ります。正確な計りを使用しましょう。
計量カップや計量スプーンは誤差が生じるためお勧めしません。
スターターを育ててるキッチンの気温が高すぎる
真夏にスターター作りを始めた事がありましが、なかなかうまくいかず、何度も挫折しました。
私個人的には20度から26度くらいがスターターが作りやすい気候だと思います。
気温が高い時
あらかじめ冷蔵庫で冷やした水を使用しています。
気温が低い時
スターターをキッチンの暖かい場所に置いています。
ガスストーブの近くや、湯沸かしケトルのとなりなどで少し暖かい場所に置いています。
熱湯など入れると、菌は育つことができないので注意しましょう。
使っている小麦粉が水分を吸収しやすいタイプで、必要な水分量では水っぽくなっている
小麦粉のメーカーや種類によって、水と混ぜた時の固さが違う場合があります。
どうしてもうまくスターターが膨らまない場合は、違う種類の小麦粉やライ麦粉などで試してみてください。
フィードする回数が少ない
基本的にスターターを作りはじめてから4週間くらいは、スターターが安定するまで12時間に1回のサイクルでフィードしてください。
スターターはフィードした時は固めであっても、発酵が進むにつれて少し柔らかく水っぽい状態になっていきます。
最も発酵が進んだ状態は、まるでムースのようなふわふわした それでいてしっかりしている感じです。
サワードゥのスターター作りは少し根気がいるかもしれませんが、自分で焼けるサワードゥのパンの味は格別です。是非、スターター作りを頑張って挑戦してください。
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